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【道は開ける】今日だけは

PDPics / Pixabay

仕事で怒られて、やってしまったとクヨクヨといつまでも悩みを抱えていた時に、D・カーネギーの”道は開ける”を読んでみました。

そこには悩みから解放されて幸福な人生を送るための指針がいくつも書かれていました。その中でも特に記憶に残ったのは、シビル・F・パートリッジが書いた”今日だけは”という詩でした。

今日だけは

1.今日だけは、幸福でいよう。リンカーンは「たいていの人々は、自分で決心した程度だけ幸福になれる」と言ったが、まったく至言である。幸福は内部から生じる。外部の事柄ではない。

2.今日だけは、自分自身をその場の状況に順応させて、自分の欲望のためにすべてを順応させることを控えよう。自分の家族も仕事も運も、あるがままに受け入れて、自分をそれに合わせよう。

3.今日だけは、体に気をつけよう。運動をし、体を大切にし、栄養をとろう。肉体を酷使したり、軽視することは慎もう。そうすれば、体は意のままに動く完全な機械になるだろう。

4.今日だけは、自分の精神を鍛えよう。何か有益なことを学び取ろう。精神的な無精者にはなるまい。努力と思考と集中力を必要とするものを読もう。

5.今日だけは、魂の訓練のために三つのことをしよう。誰かに親切を施し、気づかれないようにしよう。ウィリアム・ジェイムズが教えているように、修養のために少なくとも二つは自分のしたくないことをしよう。

6.今日だけは、愛想よくしよう。できる限り晴れやかな顔をし、穏やかな口調で話し、礼儀正しくふるまい、惜しげなく人をほめよう。他人の批判やあら探しを慎み、他人を規則でしばったり、戒めたりすることをやめよう。

7.今日だけは、今日一日だけを生き抜くことにして、人生のあらゆる問題に同時に取り組むことをやめよう。一生の間、続けるとしたら、嫌気のさすような問題でも、十二時間ならば我慢できる。

8.今日だけは、一日の計画を立てよう。処理すべき仕事を一時間ごとに書き出そう。予定どおりにはいかないかもしれないが、ともかくやってみよう。そうすれば、二つの悪癖ー拙速と優柔不断と縁が切れるかもしれない。

9.今日だけは、たった一人で静かにくつろぐ時間を三十分だけ生み出そう。この時間を使い、時には神について考えよう。人生に対する正しい認識が得られるかもしれない。

10.今日だけは、恐れないようにしよう。特に幸福になることを恐れたり、美しいものを楽しむことを恐れたり、愛することを恐れたり、私の愛する人が私を愛していると信じることを恐れないようにしよう。

今日だけは、というフレーズが繰り返し出てきますが、このフレーズがこの十か条を実践してみようと思わせる大きな理由ですね。
もし、この詩から今日だけはというフレーズがなかったとしたら、これを実践して習慣にしようと思うハードルは高いでしょう。今日だけは、とあるから、今日一日だけでも頑張ってみようと思えます。そして、それを毎日続けていれば、今日だけは、が毎日、に変化していくことでしょう。

この十か条を実践できるよう、毎日心がけていきます。

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