液体窒素は大学や会社で非常によく使われています。ですが、使い方を間違えると、死に至る怖いものでもあります。
液体窒素はー90℃と極低温の液体で、空気中に出すと速やかに気体の窒素に戻ります。
液体窒素を取り扱ったことがある人なら良く知っていると思いますが、窒息と低温やけどに気を付けないといけません。
低温やけどはすぐに想像できると思いますが、窒息に気を付けるというのはどういうことでしょう。
さすがに、液体窒素に自分から顔を突っ込む人はいないでしょうから。。。
液体窒素はその名前の通り窒素を液体にしたものです。液体窒素を容器から出すと速やかに気体にもどります。
そして、気体に戻るときに体積が数千倍に膨らみます。
ということは、締め切った部屋の中で液体窒素を容器から出すと、あっという間に気体になって部屋の中が窒素で充満されます。
そして、窒息死してしまいます。
したがって、液体窒素を使うときには十分換気を行うことと、酸素濃度計をもつことが必要です。
夏の暑い日に部屋を涼しくしようと液体窒素を部屋の中にまいてはいけません!
さて、最後に液体窒素について書いたきっかけを。
英会話で出てきた単語、
hypoxia : 低酸素の
hypothemia:低体温の
がきっかけです。これらの単語を使った例文を考えていた時に、液体窒素を思い出したからです。
どちらも液体窒素を使う上で気を付けないといけないことですからね。
hypo- :低い、下
という意味の接頭語です。