Maker Faire Tokyo 2019行ってきました
モノづくりを楽しむ人たちの祭典、Maker Faire Tokyo 2019に参加してきました!
今年もお台場の東京ビッグサイトで開催され、会場は西3, 4ホールでした。二つのホールを使用していましたが、それでも狭いと感じるほど盛況でたくさんの人が見に来ていました。夏休みに開催されていることもあり、夏休みの自由研究の参考にしようと子供連れで見に来ている人も多かったです。プログラミングが近く必修になることもあり、子供向けの教材ロボット等を展示・販売しているところが多くありました。
さて、私が見た中で面白いと思った展示を3つ紹介します。
1. 見た目が可愛いコンデンサーの盆栽
2. 自宅のIoT化が簡単にできてしまうObniz
3. 常識を超える食品を作り出す分子調理学
です。
見た目が可愛いコンデンサーの盆栽
まず最初に面白いと思った展示は、コンデンサー盆栽家元 へぎさんのコンデンサー盆栽です。コンデンサーを盆栽の鉢に見立てて、その上に緑を足していって、盆栽を作っています。見かけたときに、”この発想はなかった!”と思わず、心の中で叫んでしまいました。
様々なサイズのコンデンサーに”木”が生えています
当日は、盆栽づくりの体験をすることもでき、小学生の女の子が一生懸命に作っていました。家に飾るだけでなく、キーホルダーにしても可愛くなりそうですね。インスタグラムもやっていますので、気になる方はチェックしてみては、いかがでしょうか。
自宅のIoT化が簡単にできるObniz
続いて、自宅のIoT化が簡単にできるObnizについて紹介します。今回のMaker Fiare Tokyo 2019に参加したのは、このObnizをゲットすることが最大の目的でした。
ArduinoやRaspberri Piで自宅をIoT化しましょう、というのは色々なところで言われていて、私もArduinoを使ってIoT化しようとトライしていました。IoT化するからには、スマホで外出先から操作したいと思っていたのですが、これがなかなか難しい。。。
Arduinoからどうやってインターネットにアクセスしようか、そもそもサーバーをどうやって立てるのか、などなど超えるべきハードルが多く、いったいいつになったらスマホで操作できるようになるのか、と途方に暮れていました。
そんな時に見つけたのがObnizでした。ObnizはArduinoのように接続されたセンサーやデバイスを制御することができます。Arduinoとの大きな違いは、Obnizはインターネット経由でObnizクラウドに接続し、クラウド上からAPIによって制御します。インターネット接続が最初から想定されており、スマホを使って外出先から操作することが最初から考えられて設計されています。
そのため、自分でサーバーを立てたり、通信規格を考えたりする手間を省くことができます。これは、すぐにIoT化を試したいという私のような人にはうってつけの商品です。また、プログラミングもブロックプログラミングで行うことができ、JavaScriptを知らなくても直感的にプログラミングすることができます。
Maker Faire Tokyoでは、デモを行っていました。Webページにアクセスし、Obnizの個体番号を入力して接続します。そして、プログラムを実行します。デモで体験したのはラジコンを動かすプログラムで、スマホでボタンを押すと、対応するモータが正転・逆転し、ラジコンを動かすことができました。非常に簡単にスマホで遠隔操作を体験できたので、これは買わねば!、と思い、IoTホームキットを購入しました。
これで、家のリモコンを外から操作できるようにしたいと思っています。組み立ての様子はまた別の記事で紹介します。
※画像はObniz HPより引用。
常識を超える食品を作り出す分子調理学
最後に紹介するのは、分子調理学という展示です。英語で言うと、Molecular Gastronomyです。完全に余談ですが、食戟のソーマに出てくる薙切アリスが得意とする料理でもあります。
さすがに漫画の世界ほど大がかりな装置を展示はしていませんでしたが、温めると固まるアイスクリームや私たちの味覚を惑わせる”不思議なお茶”の試食をしていました。
2019年12月にオライリーから分子調理学の本が出版されるようです。私は買うつもりです!
おまけ
同時開催していたMF(Metal Forming)-Tokyo 2019。どちらもMF-Tokyo 2019と略せる(笑)
スターウォーズに出てくるドロイドを作成しているチームもいました