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マイコンの仕組み:出力ポート

WerbeFabrik / Pixabay

マイコン内部のスイッチをON/OFFする

マイコンから外部の機器を制御するときには、入出力ポートから信号を送り出します。
信号はON/OFFの2つ、HighとLowで作られており、このHighとLowを切り替えることで、外部機器を制御することができます。
マイコンの内部ではHighとLowをスイッチで切り替えていると思えば、わかりやすいです。
例えば、LEDをマイコンにつないだ場合を考えます。

図の例はマイコンにatmega168[I]Arduinoで使用されているマイコン。を使用しており、出力ポートをD7としています。
この場合、D7にHighの信号がくるとD7の電圧がVccとおなじ5Vになるため、LEDに電流が流れず消灯します。
反対にD7にLowの信号が来ると、D7の電圧がGNDになるため、LEDに電流が流れ点灯します。
このようにマイコンは出力ポートの電圧をHigh/Low切り替えることで外部機器を制御しています。
この切り替えはマイコン内部のCPU[II]Central Processing Unitの略。Computerの略ではない。がメモリに格納されたプログラムを読みだして実行しています。
次は、CPUからポートの出力を決める方法をみていきましょう。

脚注[+]

脚注
I Arduinoで使用されているマイコン。
II Central Processing Unitの略。Computerの略ではない。
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