文章を書いていて、重要な単語など太字にして強調したいときがある。
日本語を強調するときには\textgt{}でゴシック体の太字にするのが基本だ。もし、明朝体のまま太字にしたければ\textbf{}を使う。また、斜体にしたければ、\textit{}を使う。
ただし、\textbf{}はちゃんと設定していないと\textgt{}と同じだし、\textit{}はアルファベットのみ有効である。
他にもアルファベットの書体を書き換えるコマンドはあり、このページでまとめられている。
太字・斜体 - あがきながら覚えるTeX |
さて、上記のページに記載されていてなるほど、と思ったことが一つある。
上記のページからの引用だが、
日本語はゴシックの太字が基本だと覚えておいてください。その上で、実は上記のようなコマンドの運用には注意が必要です。
というのも、TeX(とか他の構造化テキスト)においては“ただ太く”“ただ斜めに”する命令は推奨されていないんですね。太字とか斜体にしたい時は強調とか何か意味を伝えたい時で、それならその「意味」でマークアップするべきだ、という考え方です。
とある。なんとなく太字にしていたり、見出しのために太字にしていた私は目からうろこが落ちた。と同時に深く考えずに強調していたことを反省した。この考え方に従えば、強調したい単語は\emph{}コマンドで強調すべきなのである。
実際、\emph{}コマンドを使ってみたのだが、日本語に対しては\textgt{}と同じ、アルファベットに対しては\textit{}と同じ効果になるため、強調の仕方に統一感がなかった。そのため、結局アルファベットに対しては\textgt{}を使うことで統一感を出した。\emph{}コマンドをすべての場合に使ってはいないのだが、強調に対して意識するようになったのは勉強になったと思っている。
もしかして、\emph{}コマンドの設定をちゃんとやれば、アルファベットに対しても太字で強調してくれるのか??