マイコンの仕組み:出力ポート

マイコン内部のスイッチをON/OFFする

マイコンから外部の機器を制御するときには、入出力ポートから信号を送り出します。
信号はON/OFFの2つ、HighとLowで作られており、このHighとLowを切り替えることで、外部機器を制御することができます。
マイコンの内部ではHighとLowをスイッチで切り替えていると思えば、わかりやすいです。
例えば、LEDをマイコンにつないだ場合を考えます。

図の例はマイコンにatmega168[I]Arduinoで使用されているマイコン。を使用しており、出力ポートをD7としています。
この場合、D7にHighの信号がくるとD7の電圧がVccとおなじ5Vになるため、LEDに電流が流れず消灯します。
反対にD7にLowの信号が来ると、D7の電圧がGNDになるため、LEDに電流が流れ点灯します。
このようにマイコンは出力ポートの電圧をHigh/Low切り替えることで外部機器を制御しています。
この切り替えはマイコン内部のCPU[II]Central Processing Unitの略。Computerの略ではない。がメモリに格納されたプログラムを読みだして実行しています。
次は、CPUからポートの出力を決める方法をみていきましょう。

脚注

脚注
I Arduinoで使用されているマイコン。
II Central Processing Unitの略。Computerの略ではない。

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はじめまして!”あおやぎ”と言います。
メーカーで研究開発の仕事をしています。このブログでは、私の専門分野である半導体やそれに関連する内容を紹介していきます。
半導体関連の知識をまとめたデータベースのようにしたいなと思っています。

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